出てきたものをなんとなく、つらつら書いてく”普段の奇跡”です。

ともこちゃんの青い月

アイリッシュ音楽をやってる、さいとうともこちゃんという友達がいる。ともこちゃんの曲に「青い月」という歌がある。今気づいたけど、よく聞く曲には、あおいろが入ってることが多いかもしれない。

「青い月」は、切なくて夏の夜の海を一人で泳ぎたくなるような、そんな曲。一人で何度も海に潜って、太陽が沈んでいく永遠を感じてしまう。海の中から太陽の赤や紫の光を見つめてる。自分のシルエットだけが浮かびあがってくる。隣に人はいるのに、すぐにいなくなってしまうような気持ちにさせてしまう永遠の夏が沈んでいく地平線。もう前には戻れないとカラダ全体は知っている。でも理由を人に説明できない。ただ、もう変えられないんだ、とだけ分かってる。海は冷たいけど、少しぬるくて、髪は濡れてて、白いTシャツの下はビキニで、太陽は真っ赤。歌詞に海はでてこないけど、聞くたびに夏の海の中で、ひとり太陽を見つめる女の人が頭に浮かぶのだ。何かを知って、これから一人で進んでいくその人を。だからなのか、夏が近づくと、ともこちゃんの「青い月」を何度も聞きたくなる。